2023年12月14日木曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記07

 タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記07です。

マフラーの排気管のオリジナルパーツを紛失してしまったため、仕方なく購入したWAVEの

プラ=パイプが到着。外径が左から4mm、3.5mm、3.0mmです。


今回は3.0mmの到着が遅れたため3.5mmを使いました。外径がやや大きく感じたのでペーパーで気持ち細くしてみました。肉厚が薄くなるのでいいですね。

実際には車のマフラーと同様のペコペコの鉄板みたいなので凹んだりひしゃげたりしています。


これを塗装したのがこれ。あまり違和感は無いかなと思います。パイプっぽく見えますね。

煤や油汚れを施してやると良いんじゃないでしょうか。


さて、これで車体のピンウォッシュにはいります。せっかく明るくした車体なので明度を下げる全体のウォッシングはしません。

細かくピンウォッシュしたり、はみ出しを綿棒で拭ったりの繰り返しです。

ピンウォッシュすることで立体感が強調できます。

下の画像がピンウォッシュ前、ピンウォッシュ前の下地のオキサイトレッドが透けて面白い効果が生まれています。次の画像がピンウォッシュ中です。

塗料はタミヤのスミ入れ塗料からブラウンとダークグレーを混色し、薄め液を足したモノを使っています。バートシェンナ系の色になりキツくなりすぎないので私の好みです。



さらにピンウォッシュを掛けます。

コントラストが足りないと感じるところはブラックでもピンウォッシュします。

この辺りから砂汚れも追加します。狭いところに貯まった砂です。ウォッシングカラーのデザートサンドを使っています。


履帯にもピンウォッシュします。エナメル塗料なのでバシャバシャにすると履帯がバラバラになりかねないので注意しながら行います。



履帯の下側は突き出しピン処理を怠けているので、ヘタすると目立ちます。要注意です。(笑)まだまだピンウォッシュと金属部の塗り増し。チッピング、ピグメント汚しを行っていきます。




2023年12月11日月曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記06

 タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記06です。

ケープ剥がしチッピングができないことに、ガックシきちゃったので気を取り直すために、フィギュアを進めました。粗塗りの状態にして、デカール貼って、、ケーブル付けて、フラットクリアを吹きました。



フィギュアは、車長+付属の下士官+トライスターのアフリカ軍団からゲスト出演で、車体から飛び降りさせようかとか、考えたりしています。まあ、塗り塗り考えていきます。

本当は車上の下士官とバイクに乗った兵士とが大声で叫んで会話している風にしたかったのですが、走行中のバイクのフィギュアがなく諦めました。(ヤフオクかAMAZONで買おうかと思っていた、タミヤのバイクセットがとんでもないプレミアム価格になっており、怒りで止めました)


車体は壊れていたワイヤーフックを真鍮線に変更しました。(まだ未塗装)最初からこうすれば良かった…。マフラーの排気口は薄く華奢に表現するために、ストローをローソクで温めて細くする作戦を試行するも失敗。結局ウェーブからでている3.5mmのプラパイプを使うことにしました。元のパーツを失くさなきゃ、こんなことしなかったのに、ムダな出費です…。


というわけで、なかなか終わらないⅣ号戦車G型初期生産車の製作記、まだ続きます。

12月は23日が「名古屋模型愛好会」の例会だと思うので、そこまでには完成させたいですね!



2023年12月10日日曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記05

 タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記05です。

細部の塗り分けはほぼ完成したので、ピンウォッシュをかけていきます。

全体の明度を下げるウォッシングは最近あまりやりません。明度を保ったまま立体感だけを強調するピンウオッシュを行う事が最近の好みです。

下の2枚は上がピンウォッシュ後と下がピンウォッシュ前です。全体の明度があまり下がっていないと思います。



ただ、色が問題です。タミヤのスミ入れ塗料は扱いやすいですが、ブラックはキツくてコントラストが高くなりすぎますし、ダークグレイだと、まだ低い(明るい)。ブラウン系だとサビに見えると,一長一短です。以前は油彩のバートアンバーを使ったりしていましたが、薄め液がプラスチックに及ぼす影響が強すぎて使用をためらっていました。

今回はタミヤスミ入れ塗料のダークグレイとブラウンを混ぜ濃度を調整したバーントアンバー系の色を作って面相筆で入れていきます。上の画像のような雰囲気です。





ピンウォッシュしていると、アンテナ基部の塗り忘れとか、ワイヤーフックが折れている、ジェリ缶の蓋がなくなっているとかいろいろ問題を発見しました(笑)

これを修復しつつチッピングに入っていきます。まずはライトブラウンを落とし、オキサイトレッドを露出させ、さらに激しくやりたいところはそこにメタル系の色を被せたいと思います。

…と思ったら!大変な失敗をやらかしていました!

デカールを落ち着かせようとうっかりフラットクリアを吹いてしまってました。ケープで脆くなっているはずのアクリル塗膜はラッカーのフラットクリアでしっかり保護されちゃってます(笑)ラッカーはあとから薄め液を塗っても剥がれませんから、これでアウトです。

普通にチッピングするしかなくなりましたあ!あーあ!



タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記04

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記04です

前回オキサイトレッドの上からケープを吹いて、シャドウを吹きました。

ここからは基本塗装になります。エルアラメインのⅣ号G型をイメージしているので基本色はライトブラウンです。が、少し色味の変化を付けたかったので、ライトブラウンより、暗いダークイエローを吹きました。旧版なので緑がかった暗い黄色です。


シャドウを残しながら吹いていきました。

サーフェイサーのオキサイトレッドも視覚効果として面白いので残しながら吹いています。実際にはこんなことはあり得ないと思いますが(笑)

その上から明るくしたライトブラウンを吹きました。こちらもシャドウを残しつつ色味の変化をイメージしつつ吹きました。控えめなカラーモジュレーションですね(笑)



このあとは細部を塗り分けていきます。珍しくジャッキは車体色のままにして、ケープによるチッピングを激しく行う予定です。その他は金属部分をダークアイアン、木部を木甲板で塗っていきます。


作業しづらいので、車体上下部を接着しました。
キャンバス部分とキューポラ内部の防弾ガラスを塗りました。
内側は光が入るのでクリアグリーンにしましたが外側は逆に光が入らないので黒く塗って上からクリアを塗っています。
車長用ハッチのマットはジャーマングレイです。
まだ取り付けていない装備品も別途塗ります。
ジェリ缶はジャーマングレイとライトブラウン、呉海軍工廠色も使っています。
予備履帯はフラットブラックとハルレッドの混色、砂袋はカーキを吹いています。


車体に装備品を取り付けました。
ここからはウェザリングに入ります。製作記05ではじめます。
次回の更新で車体は終わりそうです。
今回は「単品作品で場面を切り取る」をテーマにしてみたいと思っています。
ベースは地面を作らず、プラスチックのままか「貼れる布」にしておいて、そこに直接モデルを配置する予定です。
フィギュアもそろそろかからないとイカンですね。


2023年12月7日木曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記03

  タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記03です。

しばらく間が空いてしまいました。金土日と風邪をひいて3日模活を休んだのが痛かったです。やはり平日は作業が進みません。

風邪をひく前はOVMをいろいろ取り付けていく普通の作業です。戦車模型の工程で、ボクはこの工程が一番退屈です。デティールアップをほとんどしない人間なので。

しかし、今回はOVMのクランプに3Dプリンタ出力のパーツを使ったり、キットのクランプ部分に穴を開けて削るなどの簡単なデティールアップを加えてみました。


でもやっぱり退屈だった(笑)

マフラーの排気管はキットのパーツではなく薄いパイプを使いたいのでそのままにしていますが、いまのところ適当な素材が見つけられていません。


ほぼ組み上がりました。フィギュアはタミヤのⅢ号N型に付属のもので信号弾を打ち上げるポーズのものです。後部に下士官と歩兵を乗せて攻撃発起点から「いざ、出撃!」っていうような緊張感のある風情にしたいと思っています。

僕には珍しくキットの指定通りワイヤーを付けてみました(笑)

まだ、車体の上部と下部は接着していません。今回は下部を仕上げてから接着しようと思います。戦車模型を塊になってから塗装していくという定番から段々離れていこうと思っています。


ここからは塗装に入ります。タミヤのサーフェイサー、オキサイトレッドを全面に吹いて、チッピング用にケープも吹きました。テカテカですね(笑)





次はフラットブラックと微量のフラットホワイトを混色したものでシャドウを吹きました。影になるところに吹きます。よくあるパネルラインにシェードを入れる手法から離れてみます。透明な影色を作って何度も塗り重ねる手法も今度試してみたいですね。



キューポラの中にペリスコープを組み込みました。フィギュアを乗せると全然見えなくなるのですが、防弾ガラスを塗るのが好きなので(笑)。クロームシルバーの上から、クリアグリーンを塗っています。本物はこんなサングラスみたいな色ではなくて、少し緑がかっているだけなのですが、まあこのほうがキレイなので(笑)。

フィギュアを仮に置いてみました。だんだん、雰囲気が出てきました。ここら辺りから模活は俄然楽しくなってきますね!
次回は基本色+ウェザリング+フィギュアで完成です。






2023年11月26日日曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記02

 タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記02です。

上部車体構造を組みたてます。

Netflixで「ラストキングダム」というドラマを観ながら製作続行していますが、こちらのドラマが面白くて、つい手がお留守になってしまいます。ブリテン島の七王国時代のデーン人との確執を描いたドラマですが、観たところまではアルフレッド大王が中心に描かれていて、ボクのような中世ヨーロッパ好きには堪えられません(笑)

おかげで構造物段差とスキマができました。ここの溶接痕はタミヤがとてもきれいなモールドで作ってくれていますが、パテで埋まってしまったので、ヤスったあと、伸ばしランナーかなにかで作り直します。




さらに上部構造物の前部と後部を作ります。

マフラーから突き出た排気管ですが写真では凄く薄いパイプなのでなんとか別の素材で作ろうと思います。


今回はOVMのクランプに3Dプリンタ出力のパーツを使っています。
繊細ですすばらしいですが簡単に壊れてしまいます。


繊細な部品を組み付けて移動中、壊したり、なくしたりが怖いので充分な強度で接着できそうなプラパーツ組み付けていきます。
早く形がみたいので砲塔もザックリ作りました。全くもって子どもです(笑)


来週は車体の組立完成が目標。年内に基本塗装とフィギュアを作りたいですね。
いつもの300円ベース、深型に載せるとさすがに窮屈です。


いよいよワイドL型を登場させて、もう1台なにか車輌と絡ませるかなあ。