2024年4月7日日曜日

ドラゴン1/35 Ⅲ号突撃砲F型 製作記05

 なかなか進まないドラゴン1/35 Ⅲ号突撃砲F型 製作記05です。

先日のアクシデントで持ち手が無くなって、不安なので先にベースをざっと作って、そこに固定して作業を進めることにしました。

いつものDAISO深型コレクションボックス。¥330円です(笑)手持ちの粘土がこれしかなかったので、カッターで傷を付け木工ボンドを塗ったベースに粘土を薄く貼り付けます。ベースと粘土のスキマはなるべく埋めるようにしますが、あとでジェッソで埋めるので神経質にはやりません。Ⅲ突置いてみました。


砲弾の補給シーンなので手前にスペースが欲しいので車輌を奥へ。オリーブの樹を植える余裕は無くなりました(笑)
粘土が乾燥したら、いつものようにベースと粘土の間にスキマが空いているのでジェッソで埋めつつフィギュアのアタリをみてみました。フィギュアは充分置けそうです。

ジェッソが乾いたら(乾燥時間が短いので助かります)上からタミヤの情景テクスチャペ0ンとを塗りたくります。ベースはダークブラウンで塗って、所々カーキ草を置きましたが特段効果は無いですね(笑)


乾いたらファイバーグラスを水溶きボンドで定着させて、所々に草を置きます。
冬のチュニジアの荒れ地がどんな感じか分からないので砂漠では無い普通の地面に枯れ草、白っぽい石で行こうと思います。この第90突撃砲中隊が参加した「春風」作戦のときは雨もよく降っていましたし、白黒写真では地面と草が同じような濃さで写っていることが多いので茶色の地面に緑の草、というイメージでいきます。


車輌の赤っぽいゲルプと全然迷彩効果が無いじゃないかという気もしますが…。乾いた土のウェザリングをシャーシに行ってⅢ突を置いてみました。


違和感があるような、ないような微妙な感じですが(笑)まあ、いいや、地面に明るい色を吹けばいいし、ということで、Ⅲ突を木工ボンドで固定しました。本当はビス&ナットにしたいところですが…。



だんだん完成が見えてきました。このあとは。車体のめり込みやウェザリング、フィギュアと進んでいきます。とりあえず、フィギュアの組み立てとサフ吹きまで進んでいます。


次の回で完成を目指します。来週末には完成したいなあ。

閲覧いただきありがとうございました。




2024年4月3日水曜日

ドラゴン1/35 Ⅲ号突撃砲F型 製作記04

 さて、なかなか進まないドラゴン1/35 Ⅲ号突撃砲F/8型もどき、そろそろベースにどう配置するかアタリを取ろうと思って持ち手を外すことに。

と、取れない…。車内に仕込んだナットが持ち手のビスに塗料やら何やらで固着しているらしい。ハッチからペンチを突っ込んで外そうとしてもダメ…。

泣く泣く車体の上下を外して、ドリルで穴を空けて外しました…。衝撃で小パーツも外れてモチベーション激落ち。いやんなるなああああ。


気を取り直して荷物にシートを掛ける。水溶きボンドに浸したティッシュを掛ける。乾燥後端にはハトメ穴としてシャーペンを押しつけて穴を空ける。

後部に載せてみるが…うーん、どうだろう?ちょっと高さが有りすぎるかもしれない。


赤みの強いブラウンに対してシートを何色にするかは少し悩みました。グリーンだと赤に対して補色に近いので印象が強すぎるかもしれないし、グレーにすると無彩色で無難だけどなにか無個性な感じ、ブラウン系だと親和性は高いけど全体がぼやけた感じに…というわけでオリーブグリーンに。少し彩度を抑えてフィールドグレーに寄せてみました。


持ち手を取り外す衝撃で無くなったパーツをできるだけ集めて戦闘室後部まわりを修復。アンテナ基部、ひどい(笑)

付け忘れた後部牽引フックも付けました。これで車体の工作はほぼ終了。


あとは、変速機点検ハッチのサイズ違いをごまかすために土嚢を積めば工作終了ですね。


しかし、工作しながら塗装したりと我ながらヘンな進め方ですが、ついやりたいことをやってしまうので、こんなことになっています(笑)

ほぼ完成に近くなってきました。Ⅲ突F/8はGよりデティールが多いせいか、カッコいいなあと思います。




今回は、ここまでです。次回は細部を塗装しウェザリング、ベースに固定などを進めて行きます。閲覧頂きありがとうございました。


2024年3月31日日曜日

ドラゴン1/35 Ⅲ号突撃砲F型 製作記03

 ドラゴン1/35 Ⅲ号突撃砲F型 製作記03です。

製作記02に続いて装填手用ハッチ全開にして、タミヤのサーフェイサーオキサイトレッドを吹きました。予備転輪は無線手側の前部に置きました。

貫通させた第3転輪も瞬着パテの表面張力でそれなりに修復。先を少し平面にヤスればOK。砲長ハッチのカニメガネは車内に落としてそのまま接着剤で固まってしまったので(笑)なにか別のキットから持ってきたいですね。車内はがらんどうなのでなにか置かないと中が丸見えです。


シートで隠す積載物の用意も始めています。塗りやすいように車体とは別個に製作中です。履帯が後ろですが、戦闘室側にもう少し荷物を置いてシートを凸凹させたいと思っています。
白い四角いモノはボードゲーム製作の授業で使った白紙サイコロです(笑)

フェンダーにOVM載せました。配置などはグランドパワー2006年3月号の図面を参考にしましたなぜか前部にはOVMが無いのはなぜなんでしょう?OVM用のダボ穴は一応瞬着パテで埋めてあります。
載せているOVMはタミヤや3Dプリンタの出力パーツなど。ジャッキ台はストックにあった謎のレジンパーツにプラペーパーでベルトを作り、ロイヤルのエッチングでベルトを締める部分にしています。次は基本塗装です。



ラッカーでザックリ塗って…


ケープを吹きます。テカテカです(笑)基本塗装後にケープ剥がしで地色がでます。


ライトブラウンで基本塗装。ほんとはあり得ないですが、少しオキサイトレッドの赤みが残っているのが好きです。



今回はオスプレイの「世界の戦車イラストレイテッド17 Ⅲ号突撃砲長砲身型&Ⅳ号突撃砲1942−1945」(大日本絵画刊)にある塗装図を参考にしようと思っています。この図、見た感じ、トローペン2にダークグレイで縞模様迷彩ですが巻末の解説にはトローペン2にグレイで迷彩と描いてあり、1942年のアフリカ戦線で使われた色を書いており、解説と塗装図が乖離しているように思えます。

私はあのークグレイの縞模様は色味的にあまり好きではなくて多分やったことは無いのですが、まあ試しにやってみます。


やってみると、意外とそれらしくなりました。色味もライトブラウンの赤みがそんなに強くないので落ち着いたかもしれません。



塗装図にあったように縞が切れたり、強弱が付いたりをまねてみましたが、なかなか難しいですね。今回はダークグレイをあまりダークじゃなくして、青みを加えています。
履帯や細部はこれからですが国籍マークを貼って、防楯の「C」は手描きです。もう少し調整します。このあと、履帯や小物を塗っていきますが、ケープ剥がしが機能しているか確認のため爪楊枝で傷を付けてみました。



うん、これならイケますね。
チュニジアにはギリシャからキレイに整備された状態で届いて、それほど戦闘を交わしていないと思うので、ひどく傷んではいない状態にはしようと思います。
その前にちょっと気になっていたイエローブラウンの明度が高すぎるように感じたので少し修正します。シャドウ気味というかカラーモジュレーション的というか、奥まった部分などに黒とレッドブラウンで調色した塗料を吹きました。


こういう赤みの強いブラウンは好みなのですが人によっては嫌われるかも。明度が下がってダークグレイとの親和性が高まったように個人的には思えます。




フィーリングで色を付けているので、意図とか意味と言われても「好みで」としか答えられないのですがこういうの好きです(笑)
この時点で右側のアンテナケースが無くなっていますね。小さな絵チングパーツで固定していただけなので外れるのは仕方ないのですが、なぜか外れたパーツが見つからないという…不可思議な現象が起きています(涙)


露出したオキサイトレッドの中にメタリックグレイで地肌をところどころ出しています。
がⅢ号L型の時にやったような効果がでません。やはり、面倒でも順番に塗り重ねて、剥がすのが一番リアルに見えますね。


ただ、このケープ剥がしでもスポンジを当ててやって剥がすのはなかなかリアルな感じになります。「スポンジ剥がし」ですね(笑)

といわけでチッピングが大体終わったので、ピンウォッシュです。今回は車体の赤みが強いので茶系で行うとサビサビのポンコツになる恐れがあるので私には珍しく黒で行いました。
まだ、サビのウェザリングは行っていませんが、チッピングによるキズとピンウォッシュで大分精悍な感じが出てきたように思います。ただ、まだ、溢れたのを拭き取れていませんね。うーん、老眼はつらい…




場面としては、装填手が補給された弾薬をハッチから受け取ろうとし、他のクルーは弾薬運び、砲長は双眼鏡で見張り、といった場面をイメージしていますが、どうなることやら。クルーはタミヤの弾薬運びのセットを使おうと思います。作業用のツナギが冬の季節になんかマッチしそうな気がしています。ただまだ装填手のポーズや表情がイメージできてないです…。〜をしている場面、を作りたいわけではなくて、〜をしているときのクルーの感情が感じられるものを作りたいと常々思うのですが、なかなかアイディアがでません…。

次回はサビや土汚れを入れて車輌の完成を目指します。
閲覧頂きありがとうございます。





2024年3月24日日曜日

ドラゴン1/35 Ⅲ号突撃砲F型 製作記02

 ドラゴン1/35 Ⅲ号突撃砲F型 製作記02です。
前回の製作記1の最後に書いたエンジンデッキのレイアウトが全然異なる(G型と同一)という点に加えて、キットの砲身が、短い!なななんと43口径のようです。F型の途中で7.5cm砲は48口径のものに変更され、それはF/8型、G型へと受け継がれるわけですが…。
もう、かなりモチベーションダウンです…。
結局F/8型というのは車体や主砲など、戦闘室周り以外はF型よりG型に近いのだということがわかります。トホホですがこれで挫けてはいられません。下記の方法で極力F/8らしく見せることにします。
・キットの主砲防楯が妙に高い位置にあり、車体からも離れすぎているので修正を加える。
・キットの戦闘室などヒケがひどいので極力面出しする。
・主砲の砲身はストックのタミヤのPak.40から持ってくる。
・エンジンデッキはシートで隠す。
・変速機点検ハッチはガッチリ接着されてて取れないので、F/8前期生産型とする。
・これにあわせて増加装甲はボルト止めでなく溶接止めで作成する。
・旧牽引フック削除と車体一体型として新設。
・ノテックライトの中央への移動は従来方針通り実施。
・迷彩は従来通り。「C」の謎戦術マークも付加する。
・アンテナ基部は固定式に変化しているが、部品が小さく整形できないのでこのまま。
これでいきます。
実際チュニジアのⅢ突4台がF/8型のいつごろのものかはよく分かりません。多分前期型とそれ以降の型式が混在しているように見えます。
なにせ確認出来る写真が2枚しか無くて、(サボテン畑(これ)と製作記01で掲載した写真)


それで見るに前期型と後期型がそれぞれ写っているように見えます。輸送直後の写真もどこかで見たような気がしますが見つかりません…。
では淡々と始めます(笑)

まず砲身。ストックしていたタミヤのPak.40から。マズルブレーキと砲身スリーブのところで切り取って使用。あれ?段差がまだ残っていますね。やばい!


牽引フック取り付け位置はパテで埋め、プラ板で作った新しい牽引フックを取り付けます。
ここは図面がないので写真を見ながら切り出しましたが、似てないですね…。ま、まあ元のブラケットが無いだけよし、ということに(笑)
ノテックライトは台座をエッチングパーツの切れ端で作り、接着。
その上からTASCAのライトセットからノテックライトを持ってきて接着。
このセットは傾いた場所にも設置できる台座が入っていて秀逸です!


旧ブラケット取付位置をヤスっていたら振動で車内の砲架が外れました!んもー!
仕方が無いので砲架の取り付け方法をインストとは異なる方法にして無理矢理接着。
以前より防楯を車体に寄せて、高さも少し低くなったので、前よりはⅢ突のイメージに近づいた感じがします。
ここまでこんな感じ、なかなかカッコ良くなって来たかなと思います。少しモチベアップ。

次は増加装甲です。グラウドパワー2006年3月号の図面からコピーして1mmプラ板で形状を作ります。本当は六角ボルトで固定してある方が力強くて好きなのですが、今回変速機点検ハッチを蓋にしたので増加装甲は溶接止めです。



そうこうしていると、また防楯が外れました。イヤになったので車体と防楯の間にプラ材を接着して無理矢理固定。プラ材を黒く塗れば見えなくなることに期待します(涙)
右側の戦闘室の出っ張りパーツがなぜか短い?他の本を見ても左右同じ長さなので、プラ板で長さを延長しました…そしたら正しいパーツが見つかりました。接着剤でしっかり付けたので取り替えられません…なんというドタバタ。イヤになりますなあ。


エンジンデッキ上の荷物を適当に作り、シートを被せて全体を隠す予定です。
第90突撃砲中隊が配備されたのはチュニジアの冬で、雨期なのでこういった対応も実際されていたのではと思います。…という言い訳(笑)
が、先に後部のラックを作る必要があり、そのためにはフェンダーを作る必要があります。
というわけで、フェンダーから作り始めますが、ドラゴンの旧作はこの辺の設計がヤワで以前Ⅲ号戦車G型を作った時も苦労したような気がします。
用心しながら取り組みます。

かなり華奢な付け方でヒヤヒヤです。さらにヒヤヒヤなのはアンテナケース、ちゃんとエッチングをつける自信はまるでなし。まあ、幾つかパーツは紛失しましたがまあ、なんとか付いています。
ここまでで、かなりⅢ突らしくなってきましたね。装填手側ハッチを接着したらもう、サーフェイサ吹こうかしらん。

ここまで閲覧頂きありがとうございます。