2024年3月4日月曜日

タミヤ 1/35 Ⅲ号戦車L型 製作記02

タミヤ 1/35 Ⅲ号戦車L型 製作記02です。

足回りを引き続き続けていきます。

片側だけですがシャドウとハイライトを追加しました。起動輪と誘導輪にシャドウを加え、光源側の前上方にハイライトを軽く吹いています。本当のハイライトは仕上げ時に入れていきますが今のところは、まず明るいところを作っておくくらいです。


ついでに履帯の垂れ下がりも作りました。瞬間接着剤でホイールに貼り付けるだけですが、第1上部転輪が不自然ですので、あとで修正します。

今回はいろいろ普段やらないアプローチで工作しています。車体下部の部分毎に塗装も含めて先に進めています。履帯もいつもは、基本塗装にラッカースプレーでレッドブラウンを吹いて、車体に履かせた後ウェザリングを行っていますが、今回リング状に接着する前にアクリルでフラットブラウンを基本塗装し、砂汚れと金属感をドライブラシしています。


乾燥後、リング上に接着し車体に履かせました。この方がキレイにウェザリングできますね。ヨーロッパ戦線のように履板と履板の間に泥や草が咬んだ状態は表現出来ませんが砂漠の戦場ならこれで充分かなという気がしています。
上の画像、履帯が前後逆なので履き替えました(笑)

とはいえ、予備履帯のデティールは目立つので、モデルカステンのIII/IV号中期型タイプA予備履帯を購入しました。それとストックにあったⅢ号突撃砲G型小パーツセット、これも成仏させたいですね。

「素組みでGO!」の私には珍しく、ちょっとだけデティールアップしようと思います。

それでは予備履帯の到着まで車体上部の製作をすすめます。
フェンダーは本来5つに分割されたモノですので、今回はその緩みを表現して立体感を出します。フェンダーの側面に切り込みを入れつつ裏から車体との接続部分にエッチングソーで切り込みを入れて上下にぶれている感じを表現します。

切れ込みを入れて…

上下にブラします。ちょっとスパルタンな雰囲気になったかな。左前フェンダーは大きくめくれてマッドガードは歪んでいる、右前フェンダーはマッドガードが無くなっているという予定です。


戦場で戦った車輌である事の雰囲気を演出しています。戦場写真などではおなじみの状態ですが、模型ではカッコ悪いと感じられるのかあまり表現されていませんね。

実際どうなるかわかりませんが(笑)やってみます。
フェンダー周り、いろいろ組み付けました。OVMのクランプに3Dプリンタの出力パーツを使ったり、珍しく(笑)ライトコード付けたりです(瞬着で汚くなっちゃったけど)

左前フェンダーのマッドガードはこんな感じです。鉛板でマッドガードのプラパーツに合わせて作ってみました。



なんか、スパルタンな雰囲気になって来ました。
ストックしていたファインモールドの金属砲身を使ってみたくて、我慢できずに砲を組み立ててみました。持ち帰り仕事も大変だったんですが、逆にプログラミングに詰まったときの良い気分転換になりました(笑)

増加装甲をつけていない状態の支持架に、空いているリベット穴。これがやりたかったんですよね(笑)よく、この中に履板を入れていますが、それは最後に。(穴のサイズは多分0.1mmが適当かと思いますが、ここでは0.2mmの穴を空けて強調気味にしています)


なかなか良い佇まいになってきたかな!長砲身のⅢ号戦車もカッコいいですね。
もっともタミヤデフォルメが効いている気もします。戦闘室部分かハルの部分が若干低い感じがするので車高が低くなってカッコ良さを増幅しているかもです。土居雅博氏がアーマーモデリングで戦闘室を1mmかさ上げする工作を行っていましたね、確かに実車のイメージに近づいていましたが、ボクには無理っぽいので諦めました…。

砲塔も作りました。タミヤのキットはパーツも少なくあっという間に砲塔ができてしまいます。吊り上げフックはDEFモデルのジェリ缶ラックに付いていたもので3Dプリンタの出力パーツです。なかなか良い形をしています。


エンジンデッキにタミヤがなぜか省略している溶接痕をいれました。エバーグリーンの0.25×0.5mmのStripを接着し、接着剤で柔らかくして痕をつけました。
戦闘室と機関室の分かれている蓋(?)をキサゲで掘りました。慣れない作業なのでキレイにできなかった…これはPカッターを使う方が良かったのかもしれません。

この後は、牽引ロープと予備履帯ですね。
ロープの方はプラパーツを使わずカステンのカステンの小部品セットから固定金具を組み付けて、ロープそのものは前方に伸ばした状態にします。
けっこう、そういう写真を見かけますね。多分後部に荷物満載しているので、イザというときにロープが使えない!ってことで伸ばしているんでしょうか。
せっかくのアフターパーツですから大事に作ります(笑)


こちらの形状は、実際とは異なるのですが真鍮板で同じ形状を6個作る自信が無かったのでカステンのセットからそれらしいのを持ってきました。どうせ荷物やジェリ缶ラックなどで見えないと思うので。
ではジェリ缶ラックを作ります。先日のDEFモデルのエッチングはもう無いのでエバーグリーンのプラパーツで作ります。形状はもう写真を見るたびに違うのでそれらしく作ります。
ただワイヤーロープのフックと干渉してしまうのでフックは取り去りました。完成時は荷物などで見えなくなってくれるでしょう(笑)



移動中の車輌なので車載機銃にカバーをつけた状態にしました。これのDEFモデルのジェリ缶ラックのオマケです。5cm方の砲口にもカバーをつけます。円形マスキングシートに丁度良いサイズがあったのでこれを貼りました。砲身部分にもマスキングテープで良いかと思います。


さあ、それではも少し細部部品を組み付けて、予備履帯です。
エンジン吸入口や排気口のエッチングパーツを取り付け。


久しぶりのカステンの可動履帯です。予備履帯なので別に可動である必要はないのですが、ある意味見せ場でもあるので再現性の高いこれを採用しました。
そろそろタミヤにもM13/40でやったようなリニューアルをⅢ号戦車にも施して欲しいですね!
特に問題も無くできたので、車体に組み付けました。
自分で言うのもヘンですが、使って良かった。なかなかカッコいいですね!
左側ライトは紛失したレンズカバーが結局見つからないので、必殺の「壊れた事」にして最後にケーブルを差し込みます(涙)。

ハッチはフィギュアを乗せるときに接着します。これで組立は終了です。
明日から塗装に入ります。
ここまで閲覧頂きありがとうございました。






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