2024年2月23日金曜日

タミヤ 1/35 ユニバーサルキャリア Mk.Ⅱ 製作記 #02


タミヤ 1/35 ユニバーサルキャリア Mk.Ⅱ  製作記 #02です。

部隊マークなどのデカールを貼った後は、フラットクリアを吹いて落ち着かせます。続いて、後部のシャベル、ツルハシなどの小物を塗りました。

全体を塗り終わったところで油絵具のドッティングで色の調整をします。ミディアムブルーはインパクトがあるのですが面積が大きい分だけ単調に見えます。ミディアムブルーを明るくする方向で全体の調子を見ようと思いますが…

失敗です。家内とLINEでしゃべりながらやっていると…ドッティングのつもりがつい、「塗って」しまいました…これは私の悪い癖です。


油絵具を使用すると調色が自在にできるので、「塗って」しまうんです。
でもまあ、色調は好みの色調にできましたから、まあ良しとします。


これで進めます。どうでしょうか?まあ、それなりに全体に色に深みが出て落ち着いた感じになりました。

あと、いつのまにか無くなっていた左側のステップをアルミ板で作りました。何かにひっかけてひん曲がった感じにしています。ここはサビサビですね!

ただ、タミヤのモールドが繊細で、それにあったボルトをステップにつける自信がないです。どうしよう…


乾燥を待って、クリアを吹いて、ウェザリングに入ります。が、今回はウェザリングは後工程に回します。
ベースは当初、アスファルト道路の砂地との境界部分をイメージしましたがベースがあまりに狭いし、300円ベースには車輌が小さすぎます。結局、なんの変哲も無い砂漠にしました。いつも変わり映えせずに申し訳ないです。

木工ボンドをベースに薄く塗って、木粉粘土を盛りました。道標を突っ込むドラム缶も同時に配置。車輌を押しつけて轍を作ります。


今回は時短パターンで行きます。タミヤ情景テクスチャペイントを塗ります。


ドラム缶に石で固定した道標を作りました。普通は矢印の方向に向かって進んでいるところを作るでしょうが、逆にしています。ベンガジ方向から逆方向に偵察しているわけですね。「ん?こいつらどこにいるんだ?」って感じてもらえれば成功です。

これだけではさすがに実感に欠けますからもう少し手を加えます。
薄くシーナリーブラスタを茶こしでまいて、小石を適当にばら撒きます。それで水溶き木工ボンドをスポイトでプチュプチュ流し込めばOK。乾いたらガッチリ固まって逆さにしても何も落ちません。


ただ、時短手法で地面を木粉粘土にすると乾燥と共に収縮してベースとの間にスキマができます。それをジェッソで埋めてやります。面倒ですが時短とのトレードオフと思うしかないですね。ただ、タミヤの粘土は収縮率は小さい感じですし、シーナリープラスタは全く収縮しません。


乾いたら塗装です。

今回は明るくしたいので影色としてアクリルのイエローブラウンを吹きました。上から影色を残しつつ、ムラムラで明るくしたライトブラウンを吹き、さらに明るくしたライトブラウンをハイライトとして吹きます。こんな感じになりました。赤みの強いリビア砂漠な感じです。実際の写真ではもっと赤みが強いのですが…

ついでに道標とドラム缶も吹いて埃っぽくしておきました。ユニバーサルキャリアを置くとこんな感じ。割と意図通りになったかなと思います。


地面の仕上げとして石にそれらしい色を塗ったりしますが、車輌との調子を見ながら最後にします。本来は、ここで車輌に別途ウェザリングしてベースに固定ですが、今回はベース上でウェザリングをしてみることにします。

全体の調子を見ながら、ウェザリングがキツくならないようにしたいのが理由です。ウェザリングは楽しいのでキツくなりがちですから。

次回はいよいよ、最終回です。仕上げて完成に持っていきます。

閲覧頂きありがとうございました。

2024年2月19日月曜日

タミヤ 1/35 ユニバーサルキャリア Mk.Ⅱ 製作記 #01

 2023年の年末に帰省した際に、素組みしたタミヤのユニバーサルキャリアの製作記です。このキット、2003年にヨーロッパ戦線仕様で作りました。小さくてもなかなかカッコいいですね。


今回は付属の北アフリカ戦域姿のフィギュアが作りたくて、制作を始めました。

やはり古いキットなので、嵌め合いは苦労してて、パテでごまかした感じです。実家での気楽な素組みなので、パーツを薄くしたりとかパーティングラインを消すとかほとんどしていません。「不凡のお気楽モデリング」です(笑)



ここからは名古屋に帰ってから。2月13日から制作再開です。

フィギュアはこんな感じで、とても良い造形です。特に手が素晴らしいですね。少しだけデザインナイフで成形したところがあります。パーティングラインをコリコリ消して、缶スプレーのダークイエローを吹き、タミヤアクリルのフレッシュを筆でざくっと塗りました。いつもの粗塗りです。


車体は足回りを、これまた缶スプレーのフラットブラックを吹き、車体はクレオスのタンを吹きました。全部時短のため缶スプレーです。画像を取るの忘れていました…

オープントップ車輌なのでまずは内装の塗装を終えてから外装に移りますが、このキットの場合、ドライバーを乗せるにはドライバーと車内の塗装を終えてからでないと前面装甲板をはめられないという罠があります。



なので、フィギュアを、車体に載せられる程度に塗りました。
ドライバーは装甲板で顔が見えないので、影だけにしています。

ガンナーもある程度塗りました。
ただ、ポーズがどういいうポーズなのかイマイチ分かりません。特に右手が。

ついでに、装備品も銃を中心に塗っておきました。ブレン軽機関銃、かっこいいですね。



さて、車体は、ラッカーのタンの上から、タミヤアクリルのデザートイエローを吹いています。今回は簡単に作りたいのでカラーモジュレーションだのフィルタリングんどせからしかことは、しないでいきます。履帯を履かせて、スカートを履きました。下地の影色が効いて彩度が大きく異なっています。

この彩度の違いをごまかすためにグレーの影色を吹くか迷いましたが、筆塗り三色迷彩で強引にごまかすことに(笑)
今回はインパクトを強くしようとブルーグレイの部分をタミヤアクリルのミディアムブルーで塗っています。彩度の低い、フラットアースとの兼ね合いで三色迷彩のインパクトが強まったのではと、自画自賛しています。
もちろん、実車はこんなに線がヨレたりしていません。
パキッと美しいのですが、私の筆塗りなのでそうは行きません…。


ガンナーを乗せたらこんな感じです。
結局右手には双眼鏡を持たせてお茶を濁しています。
下図のようなアングルから見ると、このキットの欠点がハッキリ感じられます。
なんといっても履帯ですね。
こういう履帯を履いた型があったのかは知りませんが、全然ユニバーサルキャリアらしくないです。本物はえらくピッチの短い履帯を履いているので…。
といって、カステンに履き替える気にはならないし…。


気を取り直して、とりあえず、デカールを貼りました。
履帯はともかく、なんか、だんだんカッコ良くなって来た気がします。
しかし、あのライトってどうなっているんだろう?塗り方がわかりません。
第1機甲師団の自動車化歩兵ですが、それがこの3色迷彩だったかはわかりません。


我ながら連合軍側に関する史料を持っていないのに呆れます。
あとは、これから小物を塗って、色の調整して、ウェザリングですね。



2024年2月13日火曜日

タミヤ 1/35 3.7cm対戦車砲PaK36 完成〜

 往年の名キット、タミヤ 1/35 3.7cm対戦車砲PaK36が完成しました。


作り始めたは2023年の1月でした。DAKの対戦車陣地として作り始めたものでしたが、フィギュアで悩み製作が頓挫しておりました。



「これではイカん!」と2024年の1月からお手つきプラモの消化を優先的に始めまして、2024年2月初旬から再度これに取り組もとにしました。
ただ、このベースは廃棄して、新たにベースを作り、付属のフィギュアを配置して完成まで持っていくこととしました。色も画像にありませんが迷彩を入れたりしたのをお風呂マジックリンに漬けて落としました。サーフェイサーだけは残るんですね。


このくらいの配置として、ベースにタミヤの情景テクスチャ粘土のブラウンを盛り、そこにセリアのナチュラルグラスを貼りつつライケンや糸、市販の草などを植えていきました。
均一にならないように適度にまだらに植えていきます。



最初に明るいラッカーのグレーを吹いた後、ケープを吹いてアクリルの塗膜を落としやすくします。こんな感じです。


そこに上からアクリルのジャーマングレーに少し青を加えたものを吹きました。
青みがかったジャーマングレーって好きなんですよね。



水につけた爪楊枝で擦ると簡単にアクリルのジャーマングレーが落ちます。防弾版に付いた傷などをざっとつけました。このくらいでフィギュアもざっと粗塗りしました。
この緊迫感ある名作フィギュアをどうするか楽しみです。
ただ、フィギュアの服装は歩兵ですから歩兵師団の戦車猟兵大隊所属ということになります。歩兵師団の戦車猟兵大隊の兵科色って何だ?と思い少し探してみましたが見当たりません。
ともかく歩兵なので白ってことにしました(笑)すみません、いいかげんで。




砲弾や空薬莢などを置いて雰囲気を出しつつ、フィギュアを配置していきます。



最近フィギュアをぞんざいに作っていたので、今回は装備品をしっかり塗って接着していきます。まだ塗り足りませんがおいおい、塗り足していきます。
砲にカモフラージュネットかけたり、地面にピグメント足したりしながら、フィギュアも追加で配置していきます。私はこういう並行作業が好きです。


装填手の砲弾は真鍮製のモノに換えました。
空薬莢は1.0mmの真鍮パイプです。WAVEのものです。
地面が全体に暗いので兵員のヘルメットを明るくしたり襟や肩章の縁取りは生な白にして目立つようにしています。観る人によっては怒られそうです(笑)



ベースと情景テクスチャ粘土の間にスキマが空いているところがあったので、ラッカーパテやジェッソで埋めました。


そのあと、アクリルのハルレッドを筆塗りしました。
さらに上から再度ウェザリングカラーのグラウンドブラウンを塗っています。
今回はベースもブラウンで地面と同色にしてみます。
いつも同じ黒では面白く無いので。ベースを茶色にしたら雰囲気が少し明るくなりました。
兵員も目立つようになった気がします。


フィギュアの水筒のデティールを塗ったり、襟の縁取りを直したり、ハイライトを入れたりしました。これでフィギュアは完成。舞台に上がってもらいます。
ベースの側面にも黒と茶色を混ぜたピグメントをつけています。これでテカりが消えました。




正面のカモフラージュも少し追加しました。ネットがイヤに目立っていたので。
もう正面から見たらなんだか分かりませんね(笑)



タミヤの名キットだけあって、戦車猟兵の緊迫感が伝わってくるような気がします。
みなさま、いかがでしょうか。これにて完成とさせて頂きます。
さてお手付き解消月間、残りはこの2つです。

FLAKはいずれオペルブリッツに載せるので今は保留。
ブレンガン・キャリアを3月4日くらいまでににボチボチ作って、論文送付後からなにか新作を始める予定です。
閲覧頂きありがとうございました。