2024年2月8日木曜日

タミヤ 1/35 一式砲戦車 製作記04 完成です!

 タミヤ 1/35 一式砲戦車 製作記04です。ようやく完成です。

作っている途中で、なんだか地味で見所のないものになりそうで、ヘンな方向にカーブしていきましたが(笑)。

あれから、フィギュアを製作し始めました。以下の3体です。本来は戦闘室には4人いるはずで戸惑っていました。(Twitterでいただいた写真で4名が戦闘室にいるのを確認させて頂きました)、左に照準手、装填手、右に砲手、車長かと思われます。

ただ、この狭い車内の模型に4人入れるのは無理なので、タミヤの意図に沿って、左に装填手兼照準手。右に砲手。エンジンデッキ上に車長の3人としました。車長はおそらく下士官でしょうがここでは中隊長様で将校にしています。


接着剤が乾くのを待つ間、車輌にヘンなものをくっつけました(笑)

ルソン島での機動砲兵第2連隊はサンタフェの射撃陣地から連日猛射を浴びせたとのことですが、後ろに轍を消すための樹枝を牽引したことで発見されなかったそうです。

というわけで樹枝を牽引してみました(笑)とはいえ、それの写真などは全く見たことがなく、模型で作った方も未見ですのでまあ、適当に作ってみました。


前面のカモフラージュも入れてなかなか勇ましい雰囲気になって来ました。


ベースを作りました。私には珍しく、木目調のシールを貼って単品作品ぽくしています。
下の黒い部分は後からブラックを塗り足します。
ちょっと安っぽいけど、意外と面白かったので、次にやるときは艶ありクリアを吹いたりネームプレートを作るのもいいですね。本当はもう少し濃い色の木目調の方が好みかな。



さあ、これでフィギュア達を立たせれば完成です。この時点でまだ未塗装ですが(笑)分隊長は将校セットから持ってきました。指さし将校のヘッドだけ戦車将校のものと変更しています。
粗塗りを始めました。ここからエナメルで仕上げていきます。


パーティングラインは取ったつもりでしたが、残っていますね…トホホ。
スキマを瞬着パテで埋め、ベルト類を塗っていきます。資料は広島に置いてきているので、他の方の作品を参考にしながら塗っていきました。

ところがフィギュアを置いてみて、どうも気に入りません。今の構図だとベースの正面からは小汚い車輌しか見えないので、何が言いたいのか全然分かりません(涙)
今回はルソン島で連続射撃して奮戦する同胞の皆さんを表現したかったので配置を変更。
タミヤのカタログみたいな構図にしました。そのついでにベースも艶ありクリアを吹いたのでキレイになりました。こんな感じ。

前回までに側面装甲板が湿っている感じがしていましたが、これを除去しました。
単に黒っぽい肥沃な土のつもりが泥んこっぽくなっていたので。
あと、マフラーのサビ表現が大げさだったので、こちらも抑制しました。


タミヤ1/35一式砲戦車 これにて完成とします。





閲覧いただきありがとうございました。
2024年1月、2月のお手つき消化月間、次は3.7cm対戦車砲です。
作りかけのDAKのPAKフロントは廃棄して、純正のフィギュアを使った、戦闘シーンにしたいと思います。

以上となります。ありがとうございました。

2024年2月4日日曜日

タミヤ 1/35 一式砲戦車 製作記03

 タミヤ 1/35 一式砲戦車 製作記03です。

迷彩塗装の境界をシンナーを含ませた筆でくっきりさせる手法はうまく行きませんでした。

うまく行くところもあるのですがボケ脚が広くなっているところは結局塗らざるを得ません。これなら、最初から筆で迷彩塗っても良いのではと思いました。


この間に車内を完成させました。フィギュアが載るとほとんど見えないので、ピンウォッシュして砂汚れをピグメントで表現しただけです。


車体もピンウォッシュでメリハリをつけました。OVMも塗って、空薬莢も置いてみました。ライトにレンズを入れて星を黄色く塗りました。

履帯がなんかテカってますが、泥で埋めます。ルソン島なのでスコールも降るだろうし、足下がぬかるんでいるでしょうね…多分(笑)



というわけでタミヤの情景テクスチャペイントで足回りを汚します。
情景テクスチャペイントにファイバーグラスを刻んだり葉っぱも混ぜましたがあんまりわかりませんね。泥を作るのは難しいんですねえ。
あと、その泥を使ってスパッタリングを行いました。足回りだけではなく車体上部にも描けましたが、汚くなってしまいました。あとで除去するかもしれません。




さらに乾いた泥も追加します。ウェザリングカラーのサンディウォッシュをウォッシュしたり,スパッタリングも少し。




乾いたら、履帯もドライブラシで光らせます。また傷などを書き込んでいきます。
全体に暗くて地味なものになってきてるので、小物で少し明るくします。
空薬莢を増やして、カモフラージュの枝を配置。連続砲撃中の雰囲気を出します。





ピグメントが派手になりすぎているので、調整が必要ですね。
車輌はここで一旦、完成として。次回でフィギュアとベースを追加して、全体の調子を整えて完成にする予定です。




2024年2月3日土曜日

タミヤ 1/35 一式砲戦車 製作記02

 タミヤ 1/35 一式砲戦車 製作記02です。

帰省先の暇つぶしで一式砲戦車を素組みしまして、1月末くらいから塗装作業に入っています。

まず全体をオキサイトレッドのサーフェイサーで吹きました。そのあとアクリルのフラットブラックを影色として軽く吹いています。履帯は古いタイプのベルト式なので、塗料が簡単に剥げ落ちてしまいます。私は「バンパープライマー」というクルマ用の下地処理剤をスプレーしてから模型用塗料を吹きます。



かなり危険な香りのする、臭いスプレーなので屋外で吹くか、換気扇の真下で吹きます。
乾いたらハルレッドとレッドブラウンを混色したものを吹きました。
さらに車内の色は分からなかったのですが、日本軍らしく、多分カーキだろうということでタミヤアクリルのカーキを吹きました。

今回は日本軍の後期迷彩色で境目のくっきりした3色迷彩を行いますので、まず基本色の枯れ草色を吹きます。Mr.Hobbyの特色セットを持っていたのですが、経年でダメになっていたのでタミヤアクリルで調色します。旧ダークイエローは少し緑味が入っているのでそこに、オリーブドラブを加えて作りました。シャドウを残しながら吹いていきます。



次に筆で草色と土地色の輪郭を描きます。あとからエアブラシで塗りつぶす予定です。
が、描いていると塗りつぶすところを間違えそうなので軽く色を置きました。
ここらでシャドウの意味が段々なくなってきました(笑)



ここから、エアブラシで迷彩色を塗りますが、当然ながらへたっぴいなのでボケ脚が大きくなりがちです。苦戦しながら吹いていきます。
なんかこう、調色した迷彩色がピンとこないので結局タミヤアクリルの、旧ダークイエロー、フラットブラウン、オリーブグリーンを上から吹きました。
少しはそれっぽくなった気もしますが、ドイツ軍脳の私だからかもしれません(笑)





あとは、ボケ脚をシンナーをつけた面相筆でチョコチョコ取っていくのですが、ほんとうにそんなことができるんでしょうか?内藤あんもさんは、その技法で素晴らしく美しい一式砲戦車を作っておられますが…





懸念したとおりやはりうまくできません。結局色を上からレタッチする形で仕上げました。
履帯を履かせて、デカールを貼りました。
艶ありクリアを吹いて、貼って、乾いたらつや消しクリアを吹いて全体のツヤを整えました。
まあまあ、初めてのチャレンジでしたがあまりに酷いものにはならなかったのでこうして公開させて頂きました。



一式砲戦車の数少ない戦歴である、第2戦車師団のルソン島でのマーキングとウェザリングにしたいと思います。
デカールが古くて破れちゃいましたが、ウェザリングで剥げたことにします(笑)
ここから細部の塗り分け、スミ入れ、ウェザリングと進みます。
予定では明日2月3日日曜でフィギュアまで終わらせるつもりでしたが無理なようです。
仕事の締切が重なって大変なので、無理せず少しずつ進めます。












2024年1月24日水曜日

エアブラシのレバーが戻らない!

 もう半年くらい、ハンドピースが不調です。というか、修理できていないからなんですが、なんとか塗れるのでそのままにしていました。

ハンドピースの機種は、TAMIYA SPLAY-WORK HG-Ⅲ 21D というダブルアクションのタイプです。

レバーを押した状態から戻らなくなり、常に押した状態になっているのでエアが出っぱなしになっています。この状態からレバーを引くと塗料が出ます。

タミヤに修理に出せば簡単なのでしょうが、部品交換などが発生すると5千コースになりそうなので自分でなんとか直したいと思っています。永く使う道具なので、中身をよく知っておきたいという気持ちもありました。

タミヤのエアブラシのメンテナンスキットを購入して、ハンドピースを全てバラバラにして各部をツールクリーナーで洗浄、ネジ部分やレバー先端のピン部分などをグリスアップ。

ネットなどではだいたい上記で治るということでしたが、何度試してもダメ。

バルブのOリングを疑ってタミヤから購入。値上がりしてて660円して驚き。3セットも買うんじゃなかった…。でも、結局ダメ。もうタミヤに修理に出すしかないかと思い始めていました。

で、あのレバーがどういうメカニズムで上に戻されるんだろうと思っていましたが、どうやらコンプレッサーのエア圧で持ち上がるようです。

という事はコンプレッサーからハンドピースにくるバルブに問題があるかもと気づきました。ハンドピース側のOリングはごく最近交換したので問題はないとしてホース側のバルブか?

現在繋がっているホースは三連ジョイントを買ったときに買い足したホースです。


これをコンプレッサーからジョイントにつなぎました。このとき、元から付属のホースは汚くなってよれていたので廃棄したんですね。

でジョイントからハンドピースまではカールホースを2本買っていました。でも、結局三連ジョイントを使うとエア圧が落ちてしまうので使うのはやめて、コンプレッサーから来た新しいエアホースにハンドピースをつなげていました。


なので、試しにこのエアーホースをカールホースと差し替えてみたら、レバーがちゃんと戻ります!こちらのホースは厚めのOリングが取り付けられていて、バルブ先端の穴の形状も違っています。結局エアホースに問題があって正しくハンドピースにエアが送られずレバーが戻らなかったようです。

なかなか脱力ものなオチでしたが、なんとかなりました。多分ストレートのものでも同じようなバルブが付いていれば大丈夫だと思いますが、タミヤのカタログやサイトにはこの辺りの言及がないので、そりゃ気が付きませんよね! プンプン!

同じ症状で悩んでいる方、エアホースの方も疑ってみると良いと思います。