2023年12月19日火曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記09 完成しました!

 タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記09です。完成のご報告です。

そろそろベースを準備します。いつものDAISOの深型、300円のケースです。

このケースは4隅に積み重ね用の脚があって、それが表面にはヒケになっています。

単品で作るときはいつも、何かを貼ったりしていましたが、今回はセミグロスブラックの黒でいくつもりだったので、これを修正します。


黒の瞬着でヒケを埋めて、タミヤのラッカースプレー、セミグロスブラックを吹きました。

そこからペーパーがけ。飽きたら車体に移ったりしながら作業を進めます。



エンジンデッキから飛び降りる兵士は装備品を付けていなかったので、装備品を装着しました。塗装済みだったのでゼリー状瞬着で接着しました。ガスマスクケースのベルトはこの段階で着けるのは無理なので諦めました。ここでも段取りの悪さが露呈していますな。


気まぐれに綿を置いてみると、躍動感がでるなあと(笑)走行中の場面なので、「これで行こう!」と急きょ決定します。

ここまで位置決めしたら、ベースを作業用ベースから完成用ベースに移設します。作業するのにベースがあった方が楽なので大抵、こんな風に作業しています。

移設が終わったら、歩兵の位置を決め、プラ棒と接着剤で車体に固定しました。車体はビスとナットでベースに固定してあります。

12月18日は今シーズン最初の忘年会。酔っ払って帰宅して、気になっていた1箇所を直します。何かというとエンジンデッキの下士官がゲベックカステンに腰掛けていて、今ひとつ緊迫感に欠ける点です。このキットのフィギュアは元々クルーが身体を出して走っている姿なので仕方ないのですが、腰掛けさせず中腰で前方を凝視させます。

上の画像が修正前、下が修正後です。



もう、1カット。同じく上が修正前でしたが修正後です。


こんな感じで、フィギュアのポーズそのものは変えていませんが、置き方を少し変えるだけで雰囲気というか変える演出ができます。私はこの演出が大好きなんですよね。
あとは最後の工程、綿の砂埃の形状を整えて、アクリルのバフを吹きます。
今回は単品仕立てで、ジオラマ的演出をやってみました。あまりベースが派手にならないように半つやに仕上げたのですがこれなら、ツヤツヤの黒でないと単品作らしさが出ないかもしれませんね。



いつものように背景を置いてみました。

砂埃を後ろに流して疾走しているように見せたいのですが、なかなか思うようにはいきませんね。これも、練習と繰り返しの経験ですね。

フィギュアも塗りや工作が甘いのですが、どうしても、先へ進みたくて妥協してしまいますね。積みを崩すのを優先するか、妥協無く作る事を優先するか、難しい選択ですが、いまのところは積みを消すことを優先しています。


途中、裁判員裁判参加するなどでペースダウンしてしまい、約1ヶ月にわたっての製作になりましたが最後までお付き合いくださってありがとうございます。

あとは帰省までにくろがね4起を終わらせたいですね。

2023年12月16日土曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記08

 タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記08です。

ピンウォッシュをここらで打ち止めにしました。あまりやり過ぎると汚く、うるさくなってしまいます。



マフラーの煤や給油口の汚れなども追加しました。この辺はピグメントワークと塗料による処理を何回かくり返します。



フィギュアも並行で始めました。
当初はエンジンデッキに下士官と歩兵を置き、車体横に走行中のバイクを置く予定でしたがタミヤの重バイクセットがプレミアム価格で購入できず諦めました。
というわけで、下図のようにエンジンデッキに下士官(車長と視線を合わせる)、
車体から飛び降り中の跨乗歩兵という構成にしました。バイク無し!


まだ塗りは甘いので次回最終回までにもう少し仕上げます。といっても老眼が酷くて、まあかわり映えはしないでしょうけど(笑)

ピグメントはウォッシングカラーのデザートサンドでは少し明るすぎる感じがしたので、

秘伝の粉を出すことにしました。これは昔買ったMigのピグメントのデザートサンドと、アフリカンアース、ヨーロッパダストを1:1:0.3くらいの割合で混色したものです。

画像は左から、秘伝の粉、デザートサンド、アフリカンアースです。なぜか、この秘伝の粉のような色のピグメントは売っているのを見かけないですね。少しピンクっぽくて北アフリカ戦線用に作ったモノですが久しぶりに使います。


だいぶ出来上がった感じです。今回は単品作品として作っているので、ベースに地面は作りません。黒いプラスチックケースの地肌を整えて設置しようと思います。


いよいよ次回でⅣ号戦車G型初期生産車編の最終回になりそうです!

これとくろがね4起を終わらせられれば、気持ちよく帰省できそうです。


2023年12月14日木曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記07

 タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記07です。

マフラーの排気管のオリジナルパーツを紛失してしまったため、仕方なく購入したWAVEの

プラ=パイプが到着。外径が左から4mm、3.5mm、3.0mmです。


今回は3.0mmの到着が遅れたため3.5mmを使いました。外径がやや大きく感じたのでペーパーで気持ち細くしてみました。肉厚が薄くなるのでいいですね。

実際には車のマフラーと同様のペコペコの鉄板みたいなので凹んだりひしゃげたりしています。


これを塗装したのがこれ。あまり違和感は無いかなと思います。パイプっぽく見えますね。

煤や油汚れを施してやると良いんじゃないでしょうか。


さて、これで車体のピンウォッシュにはいります。せっかく明るくした車体なので明度を下げる全体のウォッシングはしません。

細かくピンウォッシュしたり、はみ出しを綿棒で拭ったりの繰り返しです。

ピンウォッシュすることで立体感が強調できます。

下の画像がピンウォッシュ前、ピンウォッシュ前の下地のオキサイトレッドが透けて面白い効果が生まれています。次の画像がピンウォッシュ中です。

塗料はタミヤのスミ入れ塗料からブラウンとダークグレーを混色し、薄め液を足したモノを使っています。バートシェンナ系の色になりキツくなりすぎないので私の好みです。



さらにピンウォッシュを掛けます。

コントラストが足りないと感じるところはブラックでもピンウォッシュします。

この辺りから砂汚れも追加します。狭いところに貯まった砂です。ウォッシングカラーのデザートサンドを使っています。


履帯にもピンウォッシュします。エナメル塗料なのでバシャバシャにすると履帯がバラバラになりかねないので注意しながら行います。



履帯の下側は突き出しピン処理を怠けているので、ヘタすると目立ちます。要注意です。(笑)まだまだピンウォッシュと金属部の塗り増し。チッピング、ピグメント汚しを行っていきます。




2023年12月11日月曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記06

 タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記06です。

ケープ剥がしチッピングができないことに、ガックシきちゃったので気を取り直すために、フィギュアを進めました。粗塗りの状態にして、デカール貼って、、ケーブル付けて、フラットクリアを吹きました。



フィギュアは、車長+付属の下士官+トライスターのアフリカ軍団からゲスト出演で、車体から飛び降りさせようかとか、考えたりしています。まあ、塗り塗り考えていきます。

本当は車上の下士官とバイクに乗った兵士とが大声で叫んで会話している風にしたかったのですが、走行中のバイクのフィギュアがなく諦めました。(ヤフオクかAMAZONで買おうかと思っていた、タミヤのバイクセットがとんでもないプレミアム価格になっており、怒りで止めました)


車体は壊れていたワイヤーフックを真鍮線に変更しました。(まだ未塗装)最初からこうすれば良かった…。マフラーの排気口は薄く華奢に表現するために、ストローをローソクで温めて細くする作戦を試行するも失敗。結局ウェーブからでている3.5mmのプラパイプを使うことにしました。元のパーツを失くさなきゃ、こんなことしなかったのに、ムダな出費です…。


というわけで、なかなか終わらないⅣ号戦車G型初期生産車の製作記、まだ続きます。

12月は23日が「名古屋模型愛好会」の例会だと思うので、そこまでには完成させたいですね!



2023年12月10日日曜日

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記05

 タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記05です。

細部の塗り分けはほぼ完成したので、ピンウォッシュをかけていきます。

全体の明度を下げるウォッシングは最近あまりやりません。明度を保ったまま立体感だけを強調するピンウオッシュを行う事が最近の好みです。

下の2枚は上がピンウォッシュ後と下がピンウォッシュ前です。全体の明度があまり下がっていないと思います。



ただ、色が問題です。タミヤのスミ入れ塗料は扱いやすいですが、ブラックはキツくてコントラストが高くなりすぎますし、ダークグレイだと、まだ低い(明るい)。ブラウン系だとサビに見えると,一長一短です。以前は油彩のバートアンバーを使ったりしていましたが、薄め液がプラスチックに及ぼす影響が強すぎて使用をためらっていました。

今回はタミヤスミ入れ塗料のダークグレイとブラウンを混ぜ濃度を調整したバーントアンバー系の色を作って面相筆で入れていきます。上の画像のような雰囲気です。





ピンウォッシュしていると、アンテナ基部の塗り忘れとか、ワイヤーフックが折れている、ジェリ缶の蓋がなくなっているとかいろいろ問題を発見しました(笑)

これを修復しつつチッピングに入っていきます。まずはライトブラウンを落とし、オキサイトレッドを露出させ、さらに激しくやりたいところはそこにメタル系の色を被せたいと思います。

…と思ったら!大変な失敗をやらかしていました!

デカールを落ち着かせようとうっかりフラットクリアを吹いてしまってました。ケープで脆くなっているはずのアクリル塗膜はラッカーのフラットクリアでしっかり保護されちゃってます(笑)ラッカーはあとから薄め液を塗っても剥がれませんから、これでアウトです。

普通にチッピングするしかなくなりましたあ!あーあ!



タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記04

タミヤ 1/35 Ⅳ号戦車G型初期生産車 製作記04です

前回オキサイトレッドの上からケープを吹いて、シャドウを吹きました。

ここからは基本塗装になります。エルアラメインのⅣ号G型をイメージしているので基本色はライトブラウンです。が、少し色味の変化を付けたかったので、ライトブラウンより、暗いダークイエローを吹きました。旧版なので緑がかった暗い黄色です。


シャドウを残しながら吹いていきました。

サーフェイサーのオキサイトレッドも視覚効果として面白いので残しながら吹いています。実際にはこんなことはあり得ないと思いますが(笑)

その上から明るくしたライトブラウンを吹きました。こちらもシャドウを残しつつ色味の変化をイメージしつつ吹きました。控えめなカラーモジュレーションですね(笑)



このあとは細部を塗り分けていきます。珍しくジャッキは車体色のままにして、ケープによるチッピングを激しく行う予定です。その他は金属部分をダークアイアン、木部を木甲板で塗っていきます。


作業しづらいので、車体上下部を接着しました。
キャンバス部分とキューポラ内部の防弾ガラスを塗りました。
内側は光が入るのでクリアグリーンにしましたが外側は逆に光が入らないので黒く塗って上からクリアを塗っています。
車長用ハッチのマットはジャーマングレイです。
まだ取り付けていない装備品も別途塗ります。
ジェリ缶はジャーマングレイとライトブラウン、呉海軍工廠色も使っています。
予備履帯はフラットブラックとハルレッドの混色、砂袋はカーキを吹いています。


車体に装備品を取り付けました。
ここからはウェザリングに入ります。製作記05ではじめます。
次回の更新で車体は終わりそうです。
今回は「単品作品で場面を切り取る」をテーマにしてみたいと思っています。
ベースは地面を作らず、プラスチックのままか「貼れる布」にしておいて、そこに直接モデルを配置する予定です。
フィギュアもそろそろかからないとイカンですね。